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第7号、2011年10月2日発行

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韓国最西南端の島・可居島訪問(印刷用pdf)        

        永野慎一郎(PhD.)

アジア近代化研究所理事・東アジア政経アカデミー代表

朝鮮半島最西南端の島・可居島に行って来た。
 可居島は木浦港から 131.8kmの距離、中国大陸から435km しか離れてない。戦略的に重要な辺方領土である。領海のみならず、国際海洋法上 200海里まで専管水域が認められるので可居島の存在は韓国の水産資源確保に多大な貢献をしている。 木浦港から快速船に乗船して約4時間で可居島港に着く。 波は穏やかであったが、可居島に近づくとやはり船酔いが始まった。 船酔いには自信があるという元国会議員の友人も急に静かになっていた。 しかし無事に目的地に到着したことは幸いであった。
 可居島の面積は9.18㎢、人口約 500人の島。漁業や観光業などで島の人々は生活している。年間15,000名の観光客が訪れている。可居島は島全体が山で囲まれており、奇岩怪石及び暖帯林が多く珍しい動植物が棲息している。 田や畑がほとんどないので食糧はもちろん野菜なども輸入しなければならない。したがって、キムチを含めた食卓の大部分は輸入品である。 しかし生鮮及び海産物はこの地域でなければ味わえない珍味そのものであった。
 島嶼地域を廻って感じたことは焼酒を飲んでも酔わないことである。新鮮な食べ物に空気が良いからであろう。島の住民たちの長寿の原因は澄み切った青空の下で良い空気をたっぷり吸っているからであろう。しかも彼らは 常時働いている。島嶼地域は最後に残された未開発地域である。これから海洋時代が始まる。
 可居島が最近一躍有名になった。それは台風第9号による被害状況が TV 電波を通じて全国的に報道されたからだ。 高さ12m の防波堤内側に設置されていた 64トンの TTPが防波堤を飛び越えたと言うニュース が視聴者に鮮烈な印象を与えたようだ。
 95日、金滉植国総理が大可居島を訪問し、島民たちを慰労して防波堤の早急な復旧を約束した。台風が政治を動かしたのだ。可居島は全国的に有名になり、観光名所としてさらなる人気を博するに違いない。可居島はまた行ってみたいところであった。以下、可居島の風景を紹介しよう。


   
 青い海と青い空に囲まれた灯台            台風で破壊された防波堤


   
  可居島の市街地                 大韓民国最西南端の石碑前で記念写真


   
 可居島の街並                    可居島の全景

   
 大型台風で防波堤を超えたTTP         台風が去った後の荒れ果てた港町

   
 可居島の港風景                   可居島の船着場で



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